自由気ままなナベ日記

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スポーツをやっているとよく耳にする、膝の前十字靭帯損傷ってなんだ?

 スポーツをやっていると膝の前十字靭帯損傷や断裂とよく耳にしますよね?

 

 今回はスポーツをやっているとよく起こる、前十字靭帯損傷や断裂についてお話しさせていただきます。

そもそも前十字靭帯ってどんなもの?

 構造的に不安定な膝関節を安定させるための、重要な靭帯です。

 

 膝関節を作る骨、膝から上の大腿骨の後ろから、膝から下の脛骨の前に伸びています。長さは3〜4㎝で、太さが1㎝あります。

 

 また、膝を曲げる動作を全域で制限する『前内側線維束』と膝を伸ばした状態で緊張する『後外側線維束』に分けられます。

 

 前十字靭帯は主に、膝から下の骨脛骨を制動しています。脛骨の前の移動とねじれ、過度に膝が伸びるのを制限しています。

前十字靭帯を損傷するとどんな症状が出るの?

 

  • 初期は激痛
  • 断裂音(ポップ音)
  • 膝の不安定感
  • 膝崩れ

 

以上のような症状が出ます。

前十字靭帯の損傷や断裂はどんな時になるか?

 前十字靭帯損傷・断裂は接触型と非接触型に分かれます。

 

 接触型は、コンタクトスポーツでタックルやスライディングなどの接触プレーによって起こります。

 

 非接触型は急激なストップや切り返し、ジャンプの着地などで膝がねじれることで起こります。

 

 実は競技によって受傷率が違いますが、前十字靭帯損傷では、接触型が約30%、非接触型が70%で、なんと非接触型の方が多いです。

 

 また、女性の受傷率が高く、男性に比べると2〜8倍であると言われています。 

 

  受傷の仕方は、膝が完全に伸びた状態に近く、膝を内側に入って、つま先が外側に向いている時に起こります。

前十字靭帯損傷、損傷はどんな治療が選択されるのか

 前十字靭帯を断裂した場合は、前十字靭帯の再建をするための手術が第一選択になります。

 

 前十字靭帯断裂を放置すれば、半月板の損傷や軟骨の損傷などの二次的な合併症の拡大するため、スポーツ復帰を考えるなら、前十字靭帯を再建するための手術が必要になってきます。

 

 損傷の場合は膝を固定し、痛みが引いた後に、筋トレやスポーツ動作のリハビリを行います。

 

しかしスポーツに復帰した後に、膝の不安定感が強ければ、前十字靭帯の再建術を行うこともあります。

 

 膝の前十字靭帯を損傷し放置すれば、選手生命に関わる事になりかねないので、膝を痛めた場合は、早め医療機関に受診しましょう!