自由気ままなナベ日記

理学療法士が健康の事 日常の事を自由気ままに

腰痛とはなんだろう?

  日本人のほとんどの方が経験があると思われる腰痛について、何回に分けてお話ししたいと思います。

 そもそも腰痛とは?

 腰痛とは、腰が痛いという症状を有する疾患の総称です。

 

 普段から慢性的な痛みを持っている人は成人の22.5%、全国で約2300万人いるとされています。その中でもトップの痛みが腰痛です。

 

 皆さんも腰が痛くて、整形外科に行った事がある人が多いと思います。そこで様々な診断を受けます。

 

 例えば、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄、変形性腰椎症などが代表的な診断だと思います。みなさんはそういう診断を受けると『ヘルニアだから痛いんだ。』、『脊柱管狭窄症だから痛いんだ。』、『腰骨が変形しているから痛いだ。』と思いますよね?

 

 しかし、実際は腰痛の原因として明らかなものはわずか15%で、残りの85%が原因不明とされています。さらに、最近の研究データーでは、明らかな原因とされている、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などを代表される腰骨の構造上の異常は、痛みの原因ではないとされているんです。

 

 つまり、普段みなさんが困っている腰痛の90%以上が未だに原因が不明なのです!

 

じゃ、腰痛の原因は?

  僕が昔行った講習会の資料に、アメリカ疼痛医学会の会長の言葉がこのように載っていました。

 

『患者の大部分では、疼痛の主な原因は筋肉の障害や筋肉である』

 

と述べているそうです。

このような事からもわかるように、腰痛だけではなく、首や肩などの痛み、手足のしびれは骨などの構造的な異常ではなく、筋肉などの生理的なトラブルのためではないかと言われています。

 

次回は理学療法士から見た、痛みの仕組みについてお話ししたいとおもいます。